松井先生は四国香川県において50歳で起業されました。許認可などのいわゆる行政書士業務だけでなく先祖調査や家系図作成、また別途法人を経営するなど行政書士という資格の枠にとどまらない幅広い業務を手掛けておられます。そのエネルギーには脱帽です。
その松井先生がご自身の起業体験を踏まえ「もう迷わない起業の決断 熟年世代への提言33」という著書で熟年起業への応援をしておられると聞き、早速購入させていただき拝読しました。
松井先生が開業に至るまで、また開業後どのように考えて行動された軌跡がよくわかる、実に素晴らしい本でした。
特に印象的だったのは、ミドルが開業するにあたり持つべき考え方と取るべき行動が、松井先生ご自身の経験を踏まえた言葉で記されていた点です。
創業融資には私も公庫時代の審査で何百件と、融資支援でも4年で100件近く関わってきました。しかしその関わり方は多少創業者の「本気度を探る」ことはあっても、大半は「自己資金をはじめとする資金計画の妥当性」と「主に売上などの収支計画の妥当性」を検討するものです。
これらは当然創業融資を受けるにあたり重要な要素であると同時に、創業する事業が成功するかどうかにも関わる要素であると今でも考えています。
しかし創業者が持つべき考え方や取るべき行動、言ってみれば「創業者の内面」の重要さを本書で強く意識することができました。
本書に書かれたミドルが持つべき内面における起業ノウハウを、これからの創業支援に活かしていきたいと思います。
本書は書店やAmazonでは購入できません。
以下の松井先生のホームページに記載の手順でご購入ください。 行政書士まつい法務事務所(お問い合わせ)
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